コンサート本番前は誰しもドキドキするものです。
今回は緊張したときの身体と心の状態と、ほぐし方についてまとめてみました。
緊張すると、身体や心にさまざまな反応が現れることがあり、以下のような状態になります。
《身体的反応》
① 心拍数が上がる:緊張すると交感神経が刺激され、心拍数が増加します。
② 呼吸が浅くなる:緊張すると呼吸が浅くなり、呼吸が乱れることがあります。
③ 筋肉の緊張:肩や首、背中などの筋肉が緊張し、身体が硬直することがあります。
④ 手のひらが汗をかく:緊張によって自律神経が刺激され、手のひらが汗をかくことがあります。
《心理的反応》
⑤ 不安や緊張感:自信がなくなり、不安や緊張感が高まることがあります。
⑥ 集中力の低下:緊張が高まると集中力が低下し、物事に集中できなくなることがあります。
⑦ 不安定な感情:怒りや悲しみなど、さまざまな感情が入り混じることがあります。
緊張をほぐすには
① まずはとにかく練習する
自信を持つために、演奏する曲やパートをしっかりと練習しておきます。まずは部分練習(曲を細かくパーツに分けて吹く/ゆっくり吹く/指の練習など)を積んでおき、コンサートが近づいてきたら曲を通して演奏する練習をしておくのがおすすめです。通し練習の時は本番の会場の雰囲気や聞く人の顔を想像しながら演奏してみると良いです。
②深呼吸をする
ゆっくりと深い呼吸を繰り返すことで、交感神経と副交感神経のバランスを整えることができます。お腹の深いところまで息を吸うイメージで。
③ 軽いストレッチやリラックス運動
肩や首、手首などを軽くストレッチして緊張をほぐし、リラックス運動を行うことで身体の緊張を和らげることができます。とくに肩甲骨まわりのストレッチは、呼吸をスムーズにするのに役立ちます。
④ ポジティブな思考
自分に対してポジティブな言葉をかけることで、自信をつけることができます。
「大丈夫」「できる」と声に出して言います。自分の言葉は自分が一番近くで聞いています。
逆に「どうしよう」「できないかも」などネガティブな言葉は出さないようにしましょう。
⑤ 音楽を聞く
これから演奏する曲を聞いてイメージを作ると、よりステージに集中できます。
また、適度な食事と前日の十分な睡眠は必須です!
前日から緊張してしまうこともありますが、夜は早めに布団に入って休むことが大切です。
これらの方法を試しながら、自分に合った緊張をほぐす方法(ルーティーン)を見つけていきましょう!
私はコンサート当日は、日頃の悩みやイライラをいったん置いて、まず楽しい気持ち・前向きな気持ちになることを心掛けています。
会場に行ったらまず仲間と明るく挨拶し合えば、それだけで気分が明るくなりますよ。