オーボエ奏者なら誰でも1本(以上)は持っている重要アイテム、リードナイフ。
しかし、お手入れがちゃんとできていない人が意外と多いです(^_^;)
「最近なんかリードできないな…」という方は、まずナイフの状態をチェックしてみてください。
「材料が合わないのかな?」などとつい考えがちですが、実は原因はナイフにあったりします。
切れ味が悪いから、材料の繊維をうまく削り落とせていないんです。
【刃の状態のチェック方法】
刃を親指の爪に置いてスーッと引く(ナイフは置くだけ!押し付けないで)
→ 滑らかに動いたらそれは状態の良いナイフです。
→ 爪に抵抗がある…刃がこぼれている or サビてる。
超簡単です!※ケガしないようにご注意ください
研ぎたての刃はピカピカで、紙もバッサリ切れます。
↓こんな感じ
リードの材料とか自分の技術とか、そういう不確定な要素で悩んでも余計にドツボにハマるだけです。
調子悪いなと思ったら、まずナイフをメンテしましょう!
ただし、通常の刃物と向きが逆なので、ダブルリードの専門店に預けることをオススメします。
約2週間くらいかかりますが、ピカピカのギラギラになりますよ♪
ちなみに私は、Reed'n Stuffと、近所の刃物工房で作ってもらったものの2本を使っています。
大学生の頃、なんとなくReed'n Stuffのナイフが使いづらいような気がして、
(今思えば研いでないだけだったかも…笑)
家の近所の「刃物工房」の、薄暗い作業場のドアを若干ビビリながら開けました。
おじいちゃんがお一人でいらして、持参したReed'n Stuffのナイフを見せながら
「このナイフと同じ形状のが欲しいんです!」と無茶振り。
「お~…これ右利き用?刃が反対なんだね~…うん、3時間くらいしたらまた来ておくれ」
と、案外アッサリと引き受けてくれました。
そして、夕方引き取りに行ったところ、ピカピカでずっしり重いこの小刀をいただきました。
金額はナント4000円。安っ!
今でも大事に使っています。
※鋼がしっかりしているので、刃研ぎにはちょっと苦労するみたいです。苦笑
大工さんや料理人の方だって、お仕事で使う刃物は毎日メンテナンスしてますよね。
オーボエ奏者にとって、リード作りは良い演奏のための大切なお仕事です。
道具をしっかりメンテナンスして大事に使いましょう、というお話でした。